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2つの人生をどう生きるか|夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教えの書評

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夢ゾウシリーズの3作目です。いきなり3作目から読む人はいないと思いますが、

本作を読もうと思うのは、夢をかなえるゾウ、夢をかなえるゾウ2を読んだ人なんだと思う。

本を紹介する時に、

「前作を読んでいなくも楽しめる。」

などと言うふれこみを目にすることがありますが、本作は確実に1と2を読んでから手に取ったほうが楽しめます。

本作は夢ゾウファンが、1と2で味わった、気づきと感動を求めて読む。

そんな作品だと私は思います。

夢をかなえるゾウ3の大まかな内容

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ネタバレが無いようにお話していきます。

本作の主人公は年齢が30歳前後の女性です。前2作の主人公と同様さえない人生を何とかしたいと強く思っていたところ、ガネーシャに遭遇します。

ガネーシャが出す課題をこなしながら夢の実現に近づいていくというストーリーです。

夢をかなえるゾウ2では、あまり教えを披露していなかったガネーシャですが、本作では、夢をかなえるための教えを惜しげもなく披露しています。

過去の2作と比べるととてもガネーシャが親切なのです。

時には、ブラックガネーシャとして、時にはいつものガネーシャとして、また、小ゾウとして主人公に教えを伝えていきます。

ガネーシャがブラックガネーシャに変身して、いつもよりも辛口の課題を出すのが本作の見どころなのですが、黒ガネーシャっていうのも出てきます。

ブラックガネーシャと、黒ガネーシャ。

なんだか同じような名前ですが、それぞれ別の神様です。

黒ガネーシャの正体は日本ではおなじみのあの神様です。

 今回のガネーシャの教え

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自分、人間は誰もが「二つの人生」を持てるちゅう話しってるか?

  •  すぐやめてしまうほうの人生
  • 自分の限界を超えて頑張って成長する人生

この二つの人生で揺れ動く主人公のに向けられて教えの数々です。

しんどいことを通り過ぎたら楽しくなる。

その楽しさを知っている人間はほとんどいない。

その理由は頑張った経験がないから。

頑張ることは、辛いこと。

でもそれを乗り越えると今まで見えなかった人生が見えてくる。

確かにそんな経験ありますよね。

何か一つの事を続ける。継続することって大変です。

資格試験の勉強をしているときは、仕事で新しい分野の業務内容を始めた時は必至で勉強します。

頑張っているときは、世界の見え方が変わって見えます。

 

私は、頑張ったことを忘れてしまうけどね。

そして、また元の人生に戻る・・・そして頑張るの繰り返し。

ブラックガネーシャ三大法則
  1. 上手くいっている人のやり方を調べる
  2. 一度自分のやり方を捨て、うまくいっている人のやり方を徹底的に真似る
  3. 空いた時間をすべて使う

 ここに関しては、1、2から繰り返し出てくる教えですね。

やはり、成功するには真似るところから始めることが大切なのです。

そして、トコトン時間をつぎ込んでコミットする。

ガネーシャが言う商売の基本

ガネーシャが言う商売の基本とは、自分が一番良いお客さんになる事。

  • お金が欲しいという目的があって、そのために何かを売るという順番ではだめ
  • 仕事を選ぶ時は「感動」で選ぶ
  • 一度儲けを忘れてお客さんが喜ぶことだけを考える

これは、商売をするにあたって、矛盾しているようで本質の教えです。

私の本業は医療従事者なので、仕事中お金儲けをしようという考えでは働いてはいません。(病院の利益について考えて、行動はしますが。)

ブログ記事で、アドセンスにしても、アフィリエイトにしても収益が出るのは、楽しい記事を書こうとした記事から収益が発生しています。

・・・いうほど、収益は出ていないですけどね・・・

お金を儲けようとすると、稼げない。これ本質です。

人に楽しく働いてもらう

若いころは、自分で全部やろうとしてしまいがちです。

だんだん分かってくるのですが、仕事は一人ではできないのです。当たり前ですが。

でも、仕事が起動に乗ると、自分が業務を回している。と勘違いしがちなものです。

私がそうでした。

ミスをした時や、行き詰った時に、他の人のありがたみに気が付いたりするものです。

一緒の働く人が楽しいと私も楽しい。

仕事と言うのは一緒に働く人にいかに楽しく働いてもらうのが大事なのです。

黒ガネーシャの教え

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黒ガネーシャは、商売で儲けることに特化した教えを授けてくれます。

例えば

希少価値が価値を高める

人に物を売るためには、何でもかんでも売ろうとしてはいけない。

そんなことをすると、全部の言葉が「物を売るためのウソ」に聞こえてしまう。

 この考えを知っていると、自分が売る側の立場ではなく、買う側の立場でも役立ちます。

無理に売ろうとするお店よりも、自部の不利益になることも言ってくれるお店の方が信用できる。

なるほど・・・

物を売るときは誰に売るかが大事

黒ガネーシャは追い込まれている人間を狙う

一つの商品の値段をとんでもなく高くすることで他の商品をお買い得に見せる

これ聞いたことある。

松竹梅の3ランクあるとほとんどの人が竹を買う。松と梅は飾りみたいなもの。

お客さんを中毒にさせる

流行っている食べ物は砂糖や油を大量に使っている。ギャンブルやお金、ゲームやテレビ、携帯電話などなど・・・

美味しいものって体に悪い。

よくあることですよね。

分かっちゃいるんですけどね。

黒ガネーシャの教えを聞くと、Twitter界隈で稼げるコツとして発信されている情報はこの手のテクニックが多いなぁと私は感じました。

 

黒ガネーシャがいう教えは成功の特効薬、それに飛びついた人間が成功し続けることはできない。後から不幸になるとガネーシャは話しています。

本書で一番言いたかったこと

頑張った経験がない人間は、頑張ることで得られる喜びを知らへん。せやから、自分の中に眠っているもう一つの可能性を経験できへん。自分が世界を不公平やと思うてまうのも、それと同じことや。まだこの世界で経験してへんことがあるから不公平やと。

その理由はな、世界を知ろうとした者だけにわかんねん。でもな・・・ワシ、何べんもいうてるやろ。成功するだけが人生やあれへん。夢かなえるだけが人生やあれへん。自分は別にここで頑張るの辞めたってええんやで。

この世界はな、自分がどこまで「知る」かを、自分で決められるようにできてんねん。自分はこの先の世界をもっと知りたいか、それともここで止めるんか。それを決めることができるのは-自分だけや

この世界はな、自分が力を尽くした分だけ、必ずそのお返しを用意してくれるもんなんやで。

 かなり長い文章を引用させていただきました。

夢をかなえるゾウの教えの中で共通して言える、まず行動してみるという事の大切さ。行動を起こしてそこに労力をつぎ込んだ人だけが、世界を知ろうとした者になれるわけなのです。

 

自分の本当にやりたいことにチャレンジすることの大切さ。を教えてくれる夢ゾウシリーズ。

頑張った結果夢がかなわない事も、あります。むしろかなわない事の方が多いわけで。

その夢はかなわなくて、夢にやぶれたと感じても、その世界を知ろうとした人には、新しい夢が見えている。そんなお話です。

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 お題「我が家の本棚」

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