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【倹約×3】となりの億万長者 成功を生む7つの法則を読んで思い出したのは「つるピカはげまる君」

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トマス・J・スタンリー & ウィリアム・D・ダンゴ 

訳:斎藤聖美

億万長者と言うと、どんな人?どんな暮らしをしているの?

想像したことが、あなたにもあると思います。

豪邸に住んでいて、高級車を乗り回している?

そんなイメージ。

本書を読む前は、私もそのようなイメージでした。

億万長者は実際どんな人で、どのような暮らしをしているのか、どうしたら億万長者になれるのか?
そのヒント。
答えと言ってもいいでしょう。

本書にはそれが書かれています。

著者のスタンリー博士とダンゴ博士はアメリカの富裕層研究の第一人者。

アメリカの億万長者1万人以上にインタビューとアンケートをして資産、年収、職業、消費行動のタイプを調査しました。

億万長者のほとんどはありふれた職業と家庭をもつ「普通の人」でした。

本書は億万長者の日常の暮らしから学ぶべき「7つの法則」が紹介されています。

成功を生む7つの法則はコレだ

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いきなり結論ですが、億万長者と呼ばれる人たちは7つの特徴があります。

  1. 彼らは、収入よりはるかに低い支出で生活する。
  2. 彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している。
  3. 彼らは、お金の心配をしないで済むことの方が世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える。
  4. 彼らは、社会人となった後、親からの経済的な支援を受けていない。
  5. 彼らの子供たちは経済的に自立している。
  6. 彼らは、ビジネス・チャンスをつかむのが上手だ。
  7. 彼らは、ピッタリの職業を選んでいる。

7つの法則が紹介されいますが本書テーマは、

  1. 億万長者になるために、倹約がいかに重要であるかという事。
  2. 倹約することの大切さを子供に教えることの大切さ。
  3. 億万長者になるために選ぶべき職業。

この3つです。

私の心に刺さったのは、

  • 倹約の重要性について
  • それを子供へ教える事の重要性について

この2点です

老後資金2000万円問題が少し前に問題となりましたが、この問題は老後に2000万円必要だけど、年金では足らない!

という話ではなく、日本人にはなじみの薄い資産運用を始めて老後に備えようという物でした。

倹約とつみたてNISA・iDeCoなど再現性が高い資産運用を行う事で、年金以外に向けて資産を準備しましょうという話ですよね。

私には子供が4人います。

子供たちが将来、蓄財優等生になるためのマインドを培うために、親として何ができるか?そのヒントが本書には書かれています。

子供にはいい暮らしをしてほしいという親心。

与えすぎてはだめなんです。与えすぎると、弱い子供は弱い大人になってしまうのです。

そんな事例もいくつか紹介されています。

億万長者の定義

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億万長者といっても、どのくらいのお金持ちが億万長者と呼べるのだろうか?

年収1000万円以上の世帯?いやいや年収5000万円くらいだろう・・・

収入が庶民の私たちよりもとんでもないくらい多い人の事を億万長者と呼ぶのかと思ったら、そうではないようです。

本書でいう億万長者とは

純資産が100万ドル(1億円)以上の世帯の事を言います

純資産とは現在の資産額から負債額を差し引いた価値の事です。

全米1億世帯の内3.5%が億万長者に該当します。

たとえ年収1000万円でも、毎年の支出が1000万円ならば、その人は億万長者になることはできないわけです。

期待資産額という考え方

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資産の金額によって、億万長者かどうかの判断をするとなる、若者よりも高齢の人の方が億万長者になりやすいということになります。

ここを補正するために、

期待資産額という考え方を本書では紹介しています。

期待資産額=年齢×年間家計所得÷10

で計算することができます。

この所得には相続により得た資産は含まない

資産がこの期待資産額を上回っていれば金持ちと呼べる

あなたも自分の期待資産額を計算してみよう!

仮に40歳の男性で共働きで夫婦合わせての年収が800万円の人がいたとして、(これはあくまで一例です)

期待資産額を計算すると・・・

40歳×800万円÷10=3200万円

資産がこの期待資産額よりも多ければ蓄財優等生といわけです。

ただし、この資産には相続により得たものは除きます。

うーん・・・なかなか厳しい

大富豪への道は程遠い

億万長者はあなたのとなりにいる!

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アメリカ人の大半はお金持ちの家庭の行動を全く知らない。広告業界や映画業界は、お金持ちになればお金を湯水のごとくつかうものだと、私たちの、頭に見事に擦り込んでしまった。だが、お金持ちの多くは資産額に比べてはるかにつつましい生活をしている。

これはアメリカに限ったことでなく、日本にも言えること。

気がついていないだけなんですよね。

スタンリー博士とダンゴ博士の調査では、高級住宅街に住む人々を対象に調査行ったところ、高価な屋敷に住んでいて、高級車に乗っている人たちは実際にはあまり資産を持っていない。

大きな資産を持っている人たちは、そもそも高級住宅街に住んでいない。

これは、日本なら田園調布や麻布のような住宅街がそれにあたるのだろうか・・・(庶民代表の私の勝手な想像です・・・)

この様な高級住宅街には、会社役員や弁護士などの所得が多い仕事をしている世帯が多いのですが、

  • 弁護士として中流の上クラスのライフスタイルを維持するにはどのくらいのお金が必要か?
  • ブルーカラーのライフスタイルを維持するのにはどのくらいの金がい必要か?

中流の上クラスの暮らしをするには、それなりにお金がかかる。

それに比べてブルーカラーと呼ばれる、製造業・建設業・鉱業・農業・林業・漁業などの業種の生産現場で働く人は、高級住宅街に住んでいることは少ない。

ブルーカラーの人は高級住宅街に住む必要がないのです。

ホワイトカラーの仕事をしている人は、高いスーツを買い、高級車を買う。その結果、収入が多くても、支出も多くなりがちなのです。

私のような医療職は、仕事にスーツも要らないし、車も要らない。ブルーカラー労働者です。

白衣着ているけどね。

なぜ金持ちが少ないのか?

アメリカ人の大半は明日の金を今日使う。ローンに追われ、稼いでは使う、使っては稼ぐというように、コマネズミのように同じ輪の中をくるくると走り回っている。

このたとえは、自己啓発本やお金に関する本でよく用いられるたとえですよね。

「ラットレース」という風に表現されます。

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本書の中では、お金を貯めることが上手い人の事を「蓄財優等生」、逆にお金を貯めることがへたな人の事を「蓄財劣等生」と表現しています。

蓄財優等生
  • 働くことに喜びを感じている
  • ステイタスや世間体は気にしていない
  • 何かをゼロから築き上げる事、金を貯めて経済的に自立することを目標にする
蓄財劣等生
  • お金のかかる生活を支えるために働かざるを得ないと感じている。
  • ステイタスの高いライフスタイルを誇示することに重点を置く。

 高級輸入車を乗り回す3人に2人は億万長者ではないというデータがあります。

蓄財劣等生の考え方は

  • 金は使うために稼ぐのだ
  • もっと使いたかったら、もっと稼ぎなさい

ちょっと大げさだけど、蓄財劣等生の一人の私としては思い当たる節がありますよね。

マスコミや両親の影響だったりするのだろうけれど・・・

気がついたら軌道修正はできそう。 

 可愛い子には旅をさせろ?親の経済的援助について

親の経済的援助を多く受けたおぼっちゃま、お嬢ちゃまは、高級住宅や高級輸入車のステイタスを保持する品物やサービスに囲まれて生活し金を使うのを何とも思わなくなってしまう。

経済的援助を与えれば与えるほど子供は資産を蓄えず、援助が少なければ少ないほど資産を築くようになるのです。

大人になっても経済的な援助を受けるおぼっちゃま、お嬢ちゃまにはこのような特徴があります。

親から経済的援助を受ける人の特徴
  • 与えられたお金は貯蓄より消費に使われる
  • 親から経済的援助を受ける人は、自分の財産と親の財産を同一視する傾向がある
  • 親から経済的援助を受ける人は借入金に頼る割合が高い
  • 親から経済的援助を受ける人は投資に回す金額が少ない

とにかく本書では親の経済的援助を受けている人に対するディすり方が半端ないです。

とは言え金持ちの子供は金持ちになる
  • 両親が億万長者で無い場合その子供が100万ドル以上の富を築く確率は30分の1の確率
  • 一方両親が金持ちの場合その子供が100万ドル以上の富を築く確率は5分の1の確率

 なんだ、やっぱり金持ちの子供は金持ちになるんだ。

でも考えようによっては、金持ちの子供の5人の内4人は金持ちにならないというわけです。

結局のところ、収入よりも支出が多くなれば資産は目減りしていき富を築くことはできないのです。

子供に魚釣りの仕方を教える

子供には、釣った魚を与えるのではなく、魚の釣り方を与えることが大切です。

つまり、経済的な援助をするのではなく、お金を稼ぐために必要な教育に労力とお金をつぎ込むことが、子供が経済的自立を果たすために重要なことです。

本書の著者は

億万長者の80%が学校や大学で受けた教育は、実際に生活していくうえで役に立つと答えている。

 と述べています。

この調査自体が、1970年代のアメリカで行われたこともあり、今の日本と必ずしも一致しないかも知れません。

いわゆるFラン大学に行くのは意味にがあるのか?どうなのか?という疑問は残りますが、子供がやりたいという事は学ばせてあげるだけの資金を教育費に配分したいものです。

親から与えられる金額が少ない子供ほど経済的に成功する

2人の兄弟がいて、兄には何でも好きなものを買ってあげる。

弟には、あまり買い与えないというように育てた場合、成功するのは、あまり買い与えられなかった弟の方だということが多いのです。

これは統計的に証明された事実です。

まとめると結局 倹約×3!つるセコテクニックが肝

資産が100万ドルつまり1億円以上の億万長者になるには、収入を増やすことよりも、支出を減らすことが何より大切です。

年収1000万円稼いでも、毎年1000万円使っていては、資産は貯まりません。

 1億円貯めるには毎月20万円の貯金を40年間する必要があります。

これは現実的ではないので、毎月10万円を年利6%で積み立てて30年運用すれば貯まります。

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積立かんたんシミュレーション | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券

 

いや正直厳しいです・・・

実際は老後に向けて2000万円貯めるのが精いっぱいかな・・・

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このくらいなら何とかなりそう・・・

 

普通の収入で、倹約すればなんとかね

 

本書「となりの億万長者」を読んでいて、1冊を通して倹約の大切さがずっと書かれているので、気がつけば私の頭の中には「つるぴかはげ丸君」の姿がちらつき始めました。

つるピカ ハゲ丸 1 (てんとう虫コロコロコミックス)

つるピカ ハゲ丸 1 (てんとう虫コロコロコミックス)

 

 つるピカはげ丸君は、私のようなアラフォー世代が小学生のころにコロコロコミックスで連載されていた漫画で、節約をネタにしたギャグマンガです。

「つるピカはげ丸君」が連載されていたころ日本はバブルでウハウハの時代でした。

日本中が節約意識が低い時代に、「つるセコ」という節約テクニックを紹介する漫画が、世相とのギャップで面白かったのかなぁと思う。

景気のいい話があまり聞こえてこない昨今は、節約することが、億万長者への第一歩です。

実際はげ丸君のような「つるセコ」をする必要はないのかもしれないですが、収入が増えても、支出を増やさない。

贅沢をしすぎない。

これなんですよね~

それではまた!

さようならー

 

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