話すのが苦手で、言いたいことがなかなか相手に伝えられない!
この記事でそんな悩みの解決の糸口が見つかります!
仕事をするにしても、友達付き合いをするにしても、ご近所付き合いをするにしても、世の中には2種類の人が存在します。
- 話すことが好きな人
- 話すことがめんどくさいと思う人
私はどちらかというと「話すことがめんどくさいと思う」いわゆるコミュ障グループ寄りの人間です。
(話すのは嫌いじゃないんですけね・・・めんどくさい人と話すのが嫌なのです)
私は特に仕事をするうえで目上の人や、年齢の離れた人(上でも下でも)と話をする時、とても疲れる人でした。
疲れる作業して、相手になかなか伝わらないというのはできれば避けたいところですよね。
会話にはテクニックがあります。
ロジカル会話術、つまり論理的な会話術を学ぶことで自分の考え、思いが相手に伝わりやすくなります。
「マンガでわかる必ず伝わる!!ロジカル会話術」という書籍がとても分かりやすく会話のテクニックが説明されていたので紹介します。
話すのが苦手な人は、まずは話すのを頑張らない
いきなり何言ってるなの?って思われそうですがこういう事です。(この見出しの内容は私の私見です)
話すのが苦手な人は、苦手な部分を得意なことで補ってあげましょうという事。
自分で話すのが苦手だと自覚してしる人は、おそらく上手に話そうとするときにの消耗が激しいのだと思います。
私もそうです。
仕事なら、会話以外の事で回りに認められることが、話下手が周りに評価されるための近道なのです。
例えば、会話は苦手だけどパソコンの事は詳しいとか、英語が得意とか、何か得意なことがあれば、会話術を磨く前に、得意なことを伸ばす方が得策です。
上手く話そうとして消耗するより、自分が得意なことを続けることで周囲の人からの信頼を勝ち取ることが出来ます。この信頼がコミュニケーションをとるうえでの基盤となります。
ある程度、自分の得意分野で周りからの信頼を勝ち取ることが出来たら、次は相手に伝えるテクニックを学んで実践していきましょう。
ロジカルシンキングからロジカルダイアローグへ
ロジカルシンキングとは、Logical(論理的)とThink(思考)を組み合わせた言葉で、物事を筋道を立てて考えましょう!
という意味です。
論理的に物事を考える、仕事をしていくうえでとても大切なことです。
それ以上に大切なのは周りの人を巻き込んで考える、Logical(論理的)Dialog(対話)なのだと本書には書いてあります。
話は「結理事結」で
相手にこちらの伝えたことを理解してもらうテクニックとして
「結理事結」の流れで話を組み立てるという方法があります。
PREP(プレップ)法とも呼ばれます。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Exanple(事例)
- Point(結論)
PREP法事例
(P)朝食にバナナを1本食べるのがおすすめです。
(R)なぜなら、食物繊維やビタミンなど栄養が豊富だからです。
(E)事実、バナナには整腸作用や動脈硬化の予防作用あるという研究結果があります。
(P)よって、朝食にバナナを加えるのが健康維持にオススメです。
この話の組み立て方、色々な応用が利きます。ブログの文章もPREP法で書くと読み手が理解しやすくなるため積極的に取り入れているブロガーさんが多くいます。
これを会話に落とし込むと、かなり強力な武器となります。
PREP法、私が知ったのは半年くらい前です。
これ、もっと早く知りたかったです。
思い返せば、小学校の頃から作文や日記で文章を書くことはやってきました。
学校で教わるのは「起承転結」の書き方です。
昔から思っていたのですが、起承転結に従って書くのって難しいですよね。特に「転」ってなに?ってずっと思っていました。なんで一度「転」がいるの?って
小学校からPREP法で教えればいいのにと思います。
聞き上手は相打ち上手
話し上手は聞き上手という言葉はきいたことがあると思います。
相づちが上手な人はすなわち聞き上手なのです。
とはいっても
「へ~、は~、ほ~」などの相づちでは不十分です。
- プラス要素「さすがですね、すごいですね、よかったね」
- マイナス要素「つらいですね、たいへんだね、きつねぇ」
- ニュートラル「なるほど、そうですか、そうなんだ、そうだったの」
相づちのテクニックとして、相手の言葉を繰り返すリフレクティヴ・リスニングという手法があります。結構な名前がついていますが、
「昨日の夜ごはんは、半日かけてカレーを作ったんだよ。」
「すごいですね、半日かけてカレーを作ったんですね。」
と相づちをうつ、ミラーリング
「昨日の夜ごはんは、半日かけてカレーを作ったんだよ。」
「すごいですね、時間をかけて煮込んだんですね」
というように、少しアレンジして返す方法をパラフレージングと言います。
この方法は、私は病院勤務という仕事柄、患者さんと話すときによく使います。
人は自分の話を聞いてほしいのです。
自分の話を気持ちよく聞いてもらえると、話していて気持ちいいと感じるように人の感性はできています。
この、相づちテクニックの問題点としては、気をつけないと相手の話が終わらなくなってしまう可能性がある点です。
相づちで相手を気持ちよくさせすぎると、話が終わりません(笑)
詭弁・強弁を理解する
詭弁・強弁に関しては、これは知っているのと知らないのでは、詭弁・強弁攻撃を受けた時の心の消耗度合いが全く異なります。
詭弁・強弁は立場が上の人が下の人に対して使う、自分の意見を無理やり通そうとするテクニックなのです。
- 君のために言ってる
- それは本末転倒だろう
- レベルが違うんだよ
- 成功すると保証できるのか
ある程度の理屈を使い話を煙に巻く論法が詭弁です
- 若造に何がわかる!
- 開発の人間に、営業の現場がわかるか!?
- 10年早いんだよ!
相手の意見を封じたり自分の意見を無理やり通す論法が強弁です
いるいる・・・!
こうゆう人!
本書では詭弁や強弁の攻撃を受けた場合、逃げずに受け止めてから、分かりやすい論理で反論することが対策と書かれていますが。
実際、自分より立場が上の人から特に強弁で反論されたら、いったん引き下がるしかないのが実情だったりします。
一度引いて、反論する人と同等以上の立場の人を味方につけて、再度交渉するのが、私は得策だと考えています。
できるコンサルの鉄板口ぐせ
本書なかで出来るコンサルの口ぐせとして、「そもそも」という言葉が紹介されています。
「そもそも」と言った途端に脳は原理原則に沿った動きを始めます。
「そもそも、根本的な原因は?」
と問うことによって物事を本質的な切り口で考えることが出来ます。
私はこの言葉を知った次の日から会話の中に取り入れています。
逆に「とりあえず」は使うべきではない言葉として紹介されています。
これは納得ですよね。
とりあえずの仕事しかしない人には大切な仕事は任せられませんよね。
「とりあえず」と言いたくなったら「あえて」を使うことで、印象が変わります。話し手の意図とは関係なく受け取る側の印象が言葉一つで変わってしまうのです。
まとめ
「マンガでわかる必ず伝わる!!ロジカル会話術」はファミレスチェーンの営業部で働く、少しドジな入社5年目の三上さつきという主人公がロジカル会話術を通して、経営の傾いた店舗の再生に奮闘するというストーリーです。
分かりやすいストーリーと、分かりやすい解説で、すっと頭の中に会話のテクニックが入っていきます。
ゆっくり読んでも2~3時間で1冊読めてしまいます。
このテクニックは仕事で生かすことはもちろん、友人関係や家族との会話でも意識することで、コミュニケーションがスムーズになります。
読んでよかった1冊。
「マンガでわかる必ず伝わる!!ロジカル会話術」が無料で読める!?
本書は、マンガだからといってバカにできないレベルのテクニックが学べます。
書店や、通販でも販売されているのを見かける、人気の書籍です。
「マンガでわかる必ず伝わる!!ロジカル会話術」はAmazonプライムに入会すると自動でついてくるPrimeReadingで読むことが出来ます。
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PrimeReading対象の書籍は気になったらとりあえず読む!ってことができます。
興味を持った方は是非一読してみてください。
この記事ははてなブログお題「我が家の本棚」について書きました