MEのHigeさんのためになる話

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転職や部署異動等 変化の時にオススメの1冊「チーズはどこへ消えた」

チーズはどこへ消えた
スペンサージョンソン著
 
 

1998年に出版され全世界で2800万部、 日本国内だけでも400万部も売れた、言わずとしれたベストセラーです。この本は私が、大学を卒業して一般企業に就職した時に初めて読んだ本で、会社を辞めて新しい世界(臨床工学技士という仕事)に飛び込もうとしているときに背中を押してくれた本です。話の内容は児童書のような内容でとても読みやすいものです。この本を最初に手にしてから20年ほど経ちました。別に今の仕事をやめようとか思っているわけではありませんか、ブログを書き始めるなど、新しいことを始めた今の自分を見つめなおす意味で読み返してみました。

 

本書の要約

物語には2匹のねずみと二人の小人が登場します。2匹のネズミの名前はスニッフとスカリー、二人の小人の名前は ヘムとホーといいます。
2匹のねずみと2人の小人は迷路の中でチーズを探し求めていました。

ネズミのスニッフとスカリーは感覚を信じて突き進むタイプ。

小人の ホーは人間らしい知恵を持ち合わせているのでネズミに比べて慎重ではあるが、割と行動的です。

小人のヘムは保守的で新しいことを始められないという特徴があります。


チーズというのは我々が目標としているもの、手に入れたいもの例えであり、例えば金や大きな家だったりします。そして迷路というものは私たちが生活している職場や地域社会を表現しています。

物語の中で、ネズミ達は単純な考え方をするので、変化が起こった時に素早くうまく対応することができる。逆に小人たちは複雑に考える頭脳を持っており、人間らしい特徴があるので物事を複雑に考えてしまって行動が遅れてしまうという特徴があります。

2匹と2人はチーズが大量にある場所チーズステーションCを見つけました。

ネズミの2匹はだんだん減っていくチーズや古くなっていくチーズを感覚的に感じ取り、チーズステーションCからチーズが無くなった時にすぐに新しいチーズを探しにいきました。

小人の2人はたくさんあるチーズに安心してそこにずっとチーズがあると、思い込んでしまします。

チーズステーションCにチーズが無くなった時に、2人の小人のうち、ホーは考え抜いた末、新しいチーズを探しに行きます。ヘムは、新しいことを恐れて、チーズステーションに留まります。

結果、ホーは新しいチーズステーションにたどりつくことができました。

本書を読んで思うところ

この本が出版された1998年ごろは、世間では就職氷河期と言われており、私が就職活動をしていた時期と同じくらいです。このころから終身雇用の崩壊が始まったのだと記憶しています。

一生懸命見つけたチーズ(夢)であっても時間が経つと消えてしまう、つまり価値が無くなったりすることがあります。

私が大学を卒業したころは、まだギリギリ終身雇用というものが信じられており(崩壊は始まってました)、チーズが無くなる、つまりリストラに合うとか、会社が無くなるとかということは、運が悪いとか、リストラする企業が悪いとか、社会が悪い、みたいな風潮がありました。

それもあったかもしれないですが、生まれた時代が悪いとか、会社が悪いとかっていう事って、自分では何ともならないすよね。だから自分でなんとかすることができること、新しいチーズを求めて迷路に旅立つことが大切なんです。

 

このころから、徐々に終身雇用が崩壊して、個人が自分の価値を高めることの重要であり、会社に依存しない働き方をするという考え方が注目されるようになってきました。

そして時は流れて、 2019年4月から「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」いわゆる、働き方改革がはじまりました。

この法律は、「長時間労働の是正」、「正規・非正規の不合理な処遇差の解消」、「多様な働き方の実現」という3つが柱になっています。

「長時間労働の是正」は長時間労働を雇用者がさせない努力をすることが義務付けられましたが、これは長時間労働をしなくて済む反面、長時間労働できない→仕事が回らない。(こっそり残業するにつながる・・・)

「正規・非正規の不合理な処遇差の解消」により、正社員だから大丈夫という考え方は完全に終了します。

職場依存の働き方から自身で自分の価値を高めて、「多様な働き方の実現」するためのスキルを身につけることが求められる時代になりましたした。

このような時代だから、本書に書いてある考え方が時代の流れの中で求められているのだと思います。

変化は起きる
チーズはつねに持っていかれ、消える

変化を予期せよ
チーズが消えることに備えよ

変化を察知せよ
常にチーズのに匂いをかいでいれば、古くなったのに気がつく

変化にすばやく適応せよ
古いチーズにを早くあきらめればそれだけ早く新しいチーズを楽しむことが出来る

変わろう
チーズの一緒に前進しよう

変化を楽しもう!
冒険を十分に味わい、新しいチーズの味を楽しもう!

進んですばやく変わり再びそれを楽しもう
チーズはつねにもっていかれる

 

変化に恐れずに変化に立ち向かい、そして変化を楽しもうというわけです。


別に今やっている仕事を投げ出して新しい仕事を探せばいいというわけでもないと思います。今の仕事を大切にしつつスニッフとスカリーのように新しい事に対して嗅覚を敏感にして取り組んでいくことも大事なんだと思います。

今の仕事をつづけながら、新しいことに挑戦するこはいくらでも可能です。

今の職場で誰もやらない事やる。例えば、他の職場や業界で当たり前のことを今の職場に取り入れる。何をするかはアンテナを張り巡らせる必要があります。

新しい事に挑戦しないということは、新しいことに挑戦するよりもリスクが高いといことであると言えます。

そして、新しいことに挑戦することは、実は何もしないよりも精神的には安定するということが、本書に書いてあります。

問題を複雑に考えないこと、必要以上に怖がらないこと、小さな変化に気づくこと。そうすることで大きなチャンスをものにすることができます。

変化に早く対応すれば利益を自分が十分に得ることができます。

最大の障害は自分自身の中にあって自分が変わらなければ何も変わらないということが書かれています。

私は大学を卒業した後に一般企業に就職しました就職をすることで目的を達成して給料をもらうことができる生活になりました。
でもすぐに気づきました。

そこには私が求めるチーズがなかったのです。

そんな時に臨床工学技士になるということに関して背中を押してくれたのはこの本です。

本書は1時間もあれば読み終わる本ですが、

世の中は日々変わっているのに
変わらないことの方が実は危険である

それを学ぶことができる本です。

まだ、読んでいない方は是非一度読んでみてください。

 

この「チーズはどこへ消えた?」の続編として、「迷路の外には何がある?」が2019年2月に発売されました。
こちらのレビューもそのうち書きたいと思います。