MEのHigeさんのためになる話

4児のパパ臨床工学技士が綴るお役立ち情報、初心者向けMicrosoftAccessについて

新型コロナウイルスから一番安全な場所はコロナ病棟?

この記事の内容は、厚生労働省からの情報、東洋経済オンラインをはじめWebサイトの情報と、私の勤務する病院のICT(感染対策チーム)の責任者の方から聞いた情報を基に書いていきます。

安全な場所と危険な場所

日本全国で、いいえ世界中で新型コロナウイルスのクラスターが発生しています。

何処にいればウイルスの脅威に対して安全なのか?

それはもちろん自宅です。

だから政府もテレビもネットもStayHome!StayHome!といっているわけです。

もう1か所、安全な場所があります。

それは感染症病棟(ここではコロナ病棟と呼ばせていただきます)です。

 

そんなことを言うと、いろんな人に叩かれそうです。

コロナ病棟が安全なわけがない!と

 

ここでいうコロナ病棟が安全というのは、

病院で確実にICT(感染対策チーム)が機能している病院で

病院職員への教育と、設備、ゾーニングが整っている施設の病棟です。

www3.nhk.or.jp

毎日の様に院内感染のニュースが報道されているではないか!

確かにそうです。

外来や病棟へは、毎日いろいろな患者さんが受診したり、入院したりします。

その中には、無症状の新型コロナウイルス感染者や、感染をしているが本人の自覚がない人がいます。

 100人に1人か1000人に1人か分かりませんが、新型コロナウイルス患者さんがいる環境で、マスクのみの個人防護具(PPE)で医療スタッフは対応します。

当然、発熱など症状がある患者さんに対しては、個人防護具のランクを上げますが、基本はマスクの着用のみです。

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東京都院内感染対策推進事業-院内感染対策の担当者を応援します-


一方コロナ病棟は

マスク+プラスチックエプロン+手袋 以上の個人防護具を着用して患者さんの対応をします。

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東京都院内感染対策推進事業-院内感染対策の担当者を応援します-

 

処置によって、個人防護具を使い分けます。人工呼吸器をつけている患者さんの気管吸引をする時などは一番右側の個人防護具(ゴーグル+マスク+ガウン+手袋)を着用します。

食事の配膳や、患者さんに直接触れない時はマスク+プラスチックエプロン+手袋のみの着用です。


それに加えて、ゾーニングと言って、コロナ患者さんが行動する範囲をつい立などで明確に線引きしています。

コロナ患者さんが行動するエリアをレッドゾーン、それ以外のエリアをグリーンゾーンと分けられています。

コロナ病棟では警戒すべきはレッドゾーンに立ち入る時のみで良いのです。

警戒すべき場所が明確ですし、世界的に不足してるサージカルマスクをはじめとして個人防護具もコロナ病棟に優先的に配置されます。

従って、コロナ病棟はある意味安全な場所であると言えます。

 

 ですが、コロナ病棟で働く医療スタッフの気持ちは複雑です。

確実に感染対策をすれば、感染のリスクはほぼないと言えますが、ちょっとした手違いで、自分が感染してしまったどうしよう・・・という不安と隣り合わせで働いています。

コロナ病棟で勤務している医療者が、自宅の高齢者や子供に自分がウイルスを伝搬させてしまったらどうしようと不安に思い、自宅に帰れないという話を聞きます。

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しかし、実はニュースで報じられている院内感染はすべてコロナ病棟以外で発生しているのです。

コロナ病棟での院内感染は今のところ発生していません。

 

つまり我々人間は感染対策をすれば新型コロナウイルスを制することが出来るということだと私は考えます。

しかし、イタリアやスペインのように急激に患者数が増えてしまうと今の体制は維持できなくなってしまいます。

 

自粛、StayHomeが効果を発揮しているのか?

 

とにかく、しばらく時間はかかるかもしれません。

景気もさらに停滞すると思います。

でも我々は新型コロナウイルスを制することが出来ると信じています。

コロナ病棟に対する世間のイメージ

PCR検査でコロナウイルス陽性となるとコロナ病棟に入院となります。県によっては軽症の患者さんはビジネスホテルに入院?宿泊?となります。

私もそうでしたが、世間一般の方のコロナ病棟のイメージって

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画像出典:Amazon

これだと思います。

つなぎの防護服でフードをかぶり、マスク、ゴーグルを着用。

このイメージって、ニュース等で見てきた中国のICUの映像だったり、PCR検査を行う様子の映像だと思います。

実際重症の患者さんの救命処置や気管内吸引を行う時で

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これです

つなぎの防護服は病院ではあまり使いません。

(重症の患者さんを何人も収容している施設ではつなぎの防護服を着用するかもしれません。)

 

そして軽症の患者さんが目にする医療者は

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この状態です。

新型コロナウイルス患者さんの多くは軽症(それでも相当しんどいみたいですが・・・)なので、この状態の医療者を見ることが多くなります。

 

得体のしれないウイルスと、もし感染したら、どのような環境に身を置かれるのか分らないことで、余計に不安は膨らみます。

知らないということは、恐怖です。正しい知識を得ることで、正しく行動することが出来るようになります。

 

以上、臨床工学技士という立場から新型コロナウイルス病棟について思うところがあったので、この記事を書きました。