我が家周りには自然がいっぱい。住宅地ですが少し高台にあり周りは木が生い茂っています。春先から秋にかけて自宅の窓ガラス越しに挨拶してくれるのは、
そう
ヤモリです。
今回は家の中に入り込んだヤモリを可能な限り穏便にやさしく屋外に逃がしてあげる方法を私の体験談を交えてお話ししていきます。
ヤモリとの対面
出会いは突然でした。
我が家には男の子2人、女の子2人子供がいます。
次女はつい最近までは私と同じベッドで寝ていましたが、半年前から急に自分の部屋のベッドで寝ると言い出したので、私はクイーンサイズベッドを独り占めで寝ています。
(奥さんと次男は1階で寝ているため)
もともと12畳あった部屋をリフォームで6畳・6畳に分けて、手前側を次女の部屋、奥を主寝室として使っています。
いつも通り次女におやすみをして、主寝室に入るとヤツがいました。
ちょうどエアコンの上あたりにいたのです。ヤモリが・・・!
やぁ!とか挨拶されたような気がしました。
一瞬時間が止まりました。
声が出そうになりましたが、ぐっとこらえた。
隣の部屋で次女が寝ている。
部屋の中にヤモリがいるなんて知れたらおそらく大騒ぎになる。
速やかに生け捕りにして、外に逃がす作戦にとりかかりました。
ヤモリはどこからやってくる
そもそもヤモリはどこから家の中に侵入するのか?
- 窓ガラスや網戸のの隙間
- エアコンのダクト
- 玄関ドアの隙間
ヤモリはサッシのちょっとした隙間からでも部屋の中に侵入してきます。この日はちょうど天気が良かったので、部屋の掃除をしました。
換気のために網戸だけを締めて掃除をしました。どうやら網戸の建てつけが悪く隙間がありました。
そこからの侵入と考えて間違いないでしょう。
また、光に集まる習性があるので、夜は明かりをつけて窓を開けていると、ヤモリは室内に入ってきます。
ヤモリは悪い奴じゃない
ヤモリはその見た目とは裏腹に(人によっては可愛いという人もいるけど)人類の天敵であるゴキブリを食べてくれるという益獣といわれています。
日本の家屋に住み着くニホンヤモリは穏やかな性格で、人間が危害を加えなければかみついたりすることはありません。また、あごの力が弱いので、もしかみつかれてたとしてもそれほどい痛い思いはしません。
窓ガラスにへばりついているのをよく見かけるのは、窓に漏れた光集まる虫につられてヤモリが集まるからです。
有名な話ですが、ヤモリは家守とも記される生き物で、金運UP効果も期待できるとかできないとか。。。
こんなにヤモリが集まる我が家。
将来はウハウハになるかもしれません😀
家の外壁にへばりついている分には全く問題ないのです。でもヤモリは室内にはできれば入ってきてほしくない招かれざる客なのです。
一晩一つ屋根の下ですごしました
私は爬虫類愛好家ではないので、できればヤモリには室内から退場していただきたい思いでいっぱいでした。
まずはティッシュペーパーを5枚程度重ねて捕まえて外に逃がす作戦です。
ヤモリを生け捕りにしようと近づいたその時
エアコンと壁の隙間に入り込んでしまいました。
困った。全く出てくる気配がない。
10分待っても15分待っても。
エアコンを叩いてみてもヤモリは出てこない。
結局この日は生け捕りにするのを諦めました。
そう、彼は決して悪い奴じゃない。危害を与えなければ人にかみついたりすることは無いのです。
むしろ私たち人間の味方なのです。
そう言い聞かせて、ヤモリの同じ部屋の中で寝ることにしました。
このことは隣の部屋で寝ている次女には内緒です。
言ったら大パニックになること間違いなしですよね。
私はヤモリ同室でもぐっすり朝まで眠れました。起きた時ヤモリは見当たりませんでした。
念のため隣の次女の部屋に続く引き戸は一日締めたままにしてきました。
翌日
私が仕事からかえって寝室に入ると、ヤモリがいるではありませんか!
ヤモリ捕獲作戦
今日はなんとしてもヤモリを捕まえてやる。
天井にへばりついてやがる。
このヤモリ結構すばしっこくて正攻法ではなかなか捕獲は難しそう。
近づくと、逃げていってしまう。またエアコンの裏側に逃げ込まれてしまっては、今夜もヤモリと夜を共にすることになってしまう。
爬虫類のヤモリは変温動物であり、体温が下がると活動が停止して冬眠状態になります。この性質を利用します。あくまで無駄な殺生はしたくありません。
これを使いました。
フマキラーゴキブリ凍止ジェット
これ、商品名通りゴキブリ用のスプレーです。
-85℃の低温で害虫の動きを凍止させて、そのすきに駆除するという製品です。
殺虫剤成分は一切入っていないのでキッチンで使用しても安心という代物。
除菌成分が入っているので、これがヤモリにとってどのくらい毒性があるのかは分かりません。
悠長なことは言ってられません。
私はこれに賭けたのです。
我が家の平和を守るとともにヤモリを生かして外に逃がすことに!
50cm離れた距離からスプレーを噴射!
ヤモリは意識消失して床に落下しました。
優しくつまみ上げ庭の片隅に逃がしました。
しばらく動きませんでしたが、間もなく活動を再開して植木鉢の陰に逃げていきました。
まとめ
ヤモリは家の中や周りの害虫を食べてくれる益獣と考えられており、駆除しないのが賢明です。しかし、家の中で出くわすと焦ります。
いつも家の中にヤモリがいるようなら、ヤモリはうちの中の虫を求めて外から入ってくるのかもしれません。ヤモリを家に入れたくないのなら、家の中のゴキブリなどの害虫を駆除すると自然に家の中にヤモリが迷い込む可能性は低くなります。
それでも、もしヤモリと出くわした場合は焦らずにそっと逃がしてあげてください。
今回私が使った冷却スプレー。結構効果的でした。
ヤモリと遭遇。でも殺したくないっていう時はお勧めです。
以上ヤモリと人間の共存についてのお話でした。